本を買った理由を書いて行くブログ

読書が好きだけど感想や書評を書くのはちょっとしんどいし続かない、と言うずぼらな性格の愛書家が、「なぜこの本を買いたくなったのか」という理由だけを淡々と綴るブログ。たまに雑記も。

『悲衛伝』 西尾維新

まあこれはシリーズ物なので。ここまで読み続けてますから買いますよね。 それにしても今回は宇宙ですか。まあ作者が作者なので、どこを舞台にして何をしようと驚きはしませんが、SF小説ではないはずなので、どういう感じでこの設定を料理するのか楽しみです…

『キングダム』 原泰久

はい、わかってます。わかってますよ。「今さら?」って言いたいんでしょう? わかってますとも。まあでも仕方ないですよね、今さら買っちゃったんですからw 実は僕は連載開始当初の数回を読んでいて、そこでやめちゃったんですよ。理由は絵のタッチがあま…

【感想】『バサジャウンの影』 ドロレス・レドンド

★☆☆☆☆ うーん…これはなんとも… 正直に言うと、面白くなかったです。内容と言うか、プロット的なところではとても魅力的な部分もあったのですが、まずとにかく読みにくい。文章は翻訳者によるところも大きいと思うので、作者の責任かどうかは分かりませんが、…

『暗殺者の正義』 マーク・グリーニー

これは前作の『暗殺者グレイマン』と言う作品を読んで面白かったからです。これ、買ったのも読んだのも確か去年だったと思うのですが、ブログに書いてないですね…。忘れたのかな… 「大傑作!」と言うほどではなかったですが、なかなか楽しめるエンタメ小説だ…

『電王』 高嶋哲夫

えらく直球そのままのタイトルだな…と思いましたが、これはプロの将棋棋士とコンピュータとの対戦を小説の題材にしたものです。 知っている人はよく知っていると思いますが、これは実際にも実施されていて、「電王戦(現在は叡王戦)」と呼ばれる番組は、数…

『バサジャウンの影』 ドロレス・レドンド

「スペインでベストセラー」と言う帯の文句に惹かれて買いました。スペインの作家ってそう言えば読んだことなかったんじゃないかなー、と思いまして。 手に取った最大の理由はそれですが、あらすじもなかなか面白そうで。タイトルの「バサジャウン」と言うの…

『サロメ』 原田マハ

作者買いです、はい終了。 …なんですが、これは一見して表紙が「ぽくなかった」ので、危うく買い逃すところでした。 「ぽくない」と言うのは、原田さんぽくないと言うことではなく、そもそも小説っぽくないと言うか。なんかの専門書かな、という雰囲気で、つ…

【感想】『天子蒙塵』 浅田次郎

★★★☆☆ んー、これは困りました。 いや、面白かったんですよ。間違いなく素晴らしい。まだ今回のシリーズ的には導入編なのでしょうけれど、〈ラストエンペラー〉をそこから描くか、と言う視点はさすがですね。皇帝そのものではなく、前代未聞の「皇帝との離婚…

『スリーピング・ドール』 ジェフリー・ディーヴァー

大好きな〈リンカーン・ライム〉シリーズからのスピンアウト作品ということで、いつかは読もうと思っていた、「人間噓発見器」〈キャサリン・ダンス〉シリーズの一作目です。 もうだいぶ前から買うことは決めていて、いつ買うかだけだったのですが、えてして…

『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』 ピーター・トライアス、中原尚哉

これは設定勝ちでしょうねえ。 第二次世界大戦で日本が勝っていたらという、いわゆる歴史ifモノなのですが、通常の歴史ifモノはそのifの時代の続きを描くことが多いのに対して、この作品はそこからかなり後の話。と言うかSF。つまり、日本が第二次世界大戦に…

『ホルケウ英雄伝 この国のいと小さき者』 山浦玄嗣

これはもう純粋に面白そうだったからです。 裏表紙のあらすじや帯の「物語の背景」、推薦文など、どれを見ても面白そう。 蝦夷の物語は基本的に好みなので、高橋克彦さんのシリーズなんかも大好きなのですが、それとはまた一味違った雰囲気がありそうなので…

『宇宙探偵マグナス・リドルフ』 ジャック・ヴァンス

これはもうタイトル勝ちでしょう。だって「宇宙探偵」ですよ、「宇宙探偵」。そんなんもう気になるに決まってるやん。 そう言えば僕の世代は子供時代に「宇宙刑事」にだいぶ影響されましたが、刑事がいるなら探偵がいたって良いはずで。なんでもっと早くその…

いい加減なご挨拶

あけましておめでとうございます。 今年もゆるゆると、買った本を上げていくだけの軽いノリで続けて行きたいと思います。 あくまでもそれが主旨なので、感想の方はおまけで。 あと、誰も期待していないと思いますが、さだまさしの続きもそのうち上げるつもり…

【感想】『屋根をかける人』 門井慶喜

★★★☆☆ 星を付けるのがちょっと難しいなあ… と言うのも、序盤からの印象は良くなかったんですよ。理由はとにかく展開が早過ぎて。なんか冒頭に登場した時の主人公のキャラが、数ページ後にはコロッと変わっていて、その理由らしきことは確かに文中にあるのだ…

『屋根をかける人』 門井慶喜

タイトルで惹かれたのが6割、帯のあらすじで3割、作者が1割と言うところでしょうか。なかなか魅力的なタイトルですし、しかもこれが単純に大工の話とかではなく、外国人建築家の話だと言うことで更に興味が増した感じです。 なぜ「屋根」なのかと言うところ…

【感想】『リーチ先生』 原田マハ

★★★★★ とても良かったです。導入から一気に引き込まれ、最後までダレることなく楽しめました。僕は実際には数日に分けて読みましたが、「一気読みしたくなる本」と言って良いと思います。 そういう謳い文句の本って、多くはサスペンスとかミステリ系が多いと…

『小説家の姉と』 小路幸也

数か月前に買ったのですが、ここで取り上げるのを忘れていました。そして、当然と言えば当然なのですが、もはや買った理由を忘れました(笑)。 まあ、小路さんなので、たぶんそれだけで理由の8割ぐらいだとは思うのですけどね。他にも何かあったような気が…

鬼が笑う話

最近、ちょっと本を買うペースが停滞気味で更新が滞っております。それなら感想を書けば良いんですけど、まあそもそも「感想をちゃんと書くのがしんどい」と言う理由で始めたブログなので(笑)、まあそっちは書ける頻度で書けば良いかなと。まあ、それでも…

【感想】『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』 二宮敦人

★★☆☆☆ うーん…何と言うか、ちょっと期待はずれと言うか、帯や煽り文句で盛り過ぎたと言うか。 もちろん嘘は書いてないんですけど、かなり特徴的な人や部分をピックアップしていて(まあこれもプロモーションとしては当然なんですが)、残念なのは、本当にト…

『天子蒙塵 第二巻』 浅田次郎

まあ、続き物なのでそりゃ買いますよね。まだ1巻を読んでないんですがw いや、でもこれは計画的なものでして。だって内容忘れるもの。絶対。まあ既に発刊予定は出ていたので、先日の京極さんの例ほど時間が空かないことは分かっていましたけどね。ただ、3巻…

【感想】『書楼弔堂 炎昼』 京極夏彦

★★★☆☆ ふーむ。そうか、こんな感じの話だったっけかwとまあ、完全に前作の記憶がすっ飛んでいて、おそらく100%楽しめなかったんじゃないかと思いますが、それでも面白かったのはさすがです。 それにしても、京極さんの本を読む時はよく思うんですが、続編…

『MIX 10巻』 あだち充

まだここで書いていなかったのが不思議なのですが、あだち先生は僕の永遠の青春バイブルなので、問答無用で買い続けるというシステムになっております(笑)。 ただでさえそういうオートメーション購入機能が備わっている上に、これはあの名作『タッチ』の26…

そろそろ限界

まずい。 なんとかれこれ2週間近くも本屋に行っていません。そろそろ禁断症状が出て来ました。 読む本はまだまだ山ほどありますし、その内のけっこうな割合で辞書並みに分厚い本があるので読書には事欠かないのですが、僕は一定期間本屋に行かないとダメにな…

『亜人 9巻』 桜井画門

これはですね、実は書店で最初に見かけた時は買うのをやめたんですよ。何となくですが、それほど面白くないような気がして。まあ最近の書店は立ち読みもできないので、ほとんど表紙だけの印象だったと思いますけど。 ただ、その後、ネットなんかで結構評判に…

『ノー・ガンズ・ライフ 4巻』 カラスマタスク

これはもう設定勝ちですね。「頭が銃」と言う、それだけ聞いたら何を言ってるか分からないトンデモ設定のくせに、物語はえらくまともなハードボイルドだから困ります(笑)。よく覚えていませんが、この「頭が銃」という設定だけで買った気がします。だって…

『ベアゲルター 3巻』 沙村広明

前にも書いた通り沙村さんは作者買いリストの一人。なので特にこの作品だからと言う理由はありません。何ならストーリーもだいぶ忘れてしまっているぐらいですw なんだっけな、よく分からんけどやけに強いねーちゃんたちと怪しげな島に行ってなんやかんやす…

【感想】『壁の男』 貫井徳郎

★★★★☆ 良かったです。でもこれ、ミステリじゃないですね。いや、確かに帯にもどこにも「ミステリ」とは書いていないんですよ。でも作者が貫井さんだし、あらすじにもなんか「謎が明かされていく」みたいな表現があるし、そしたらミステリだと思うじゃないで…

【感想】『QED ~flumen~月夜見』 高田崇史

★★☆☆☆ やはりと言うかなんと言うか、読む前に思っていた通りの感想。詳しくは「買った」を参照ww …ってこれで終わるのはさすがにアレなのですが、いやもうほんと何なんでしょうね、この人との関係性はw分かってるんですよ。こういう感想になるの。分かっ…

『出発点―1979~1996』 宮崎駿

近所の本屋になぜかドンと置いてあったのでつい手に取ってしまいましたが、かなり古い本なのですね、これ。1996年初版らしいので、20年前。なんでそんな本が町の小さな本屋に今さら平置きされていたのか謎ですが、さすがは世界のハヤオだけあってその存在感…

【感想】『ハリー・クバート事件』 ジョエル・ディケール

★★★☆☆ 帯で絶賛されているだけのことはあって、なかなか面白かったです。ただ、そこまでどんでん返しが凄いと言うほどには感じなかったですが。まあこれは僕がコアなミステリ慣れしてしまっているので期待値が高くなり過ぎているだけかもな、と。いつものこ…