『電王』 高嶋哲夫
えらく直球そのままのタイトルだな…と思いましたが、これはプロの将棋棋士とコンピュータとの対戦を小説の題材にしたものです。
知っている人はよく知っていると思いますが、これは実際にも実施されていて、「電王戦(現在は叡王戦)」と呼ばれる番組は、数年前からニコニコ動画のヒットコンテンツです。
それもあって、「そのままのタイトル」だなという印象になったわけですが、僕はこの電王戦の初期からの大ファンで。
対局のある日はほぼ一日中、ニコ動にかぶりつきで見ています。
今年はなんといよいよ羽生さんが出張って来たと言うことで、「えらいこっちゃ」と思ってドキドキしていたのですが、コンピュータと対戦する棋士を選ぶトーナメントの準決勝で羽生さんがまさかの敗退。
これまでトップ棋士が次々とコンピュータに敗れ去る場面を見せられて来たので、そこに羽生さんが加わらなくてほっとしたという思いと、それでも羽生さんなら何とかしてくれたんじゃないかという残念感とが相まって非常に複雑な気分の今日この頃。
まあその辺は「買った理由」とはまったく関係ないのですが(笑)、とりえずそういう個人的な背景があるだけに、買うのは当然だよね、と言うことでw