本を買った理由を書いて行くブログ

読書が好きだけど感想や書評を書くのはちょっとしんどいし続かない、と言うずぼらな性格の愛書家が、「なぜこの本を買いたくなったのか」という理由だけを淡々と綴るブログ。たまに雑記も。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『ミスター・メルセデス』 スティーヴン・キング

スティーヴン・キングは実は読んだことがなく、当然ながら初購入です。こんなメジャーな人なのに…という感じですが、僕、そもそもホラー苦手なんですよね(笑)。元々、無駄に妄想力が豊かなもので、映像のホラーよりも文章のホラーの方が苦手なのです。なの…

東野圭吾の献身(主にアクセス面で)

昨日の更新後にこのブログ開設以来のアクセス数があって、ひがりんのメジャー力に感嘆を禁じ得ません。そうか…アクセス数を上げるにはひがりんみたいな作家の本をどんどん紹介すれば良いのか…と言う邪な気持ちが頭をもたげましたが、ぶっちゃけひがりんほど…

『危険なビーナス』 東野圭吾

ひがりんは、個人的に作者買いをしそうでしない微妙な作家です。なぜかと言うと、何の文句も付けられないぐらい抜群にハマる時と、「あれ?」ってなる時とに二分されるから。そしてそのどちらに行くかは、ほとんど最後の幕引きのしかたにかかることが多いで…

【感想】『アンマーとぼくら』 有川浩

★★★☆☆ 泣いた。こんなのずるいわー。泣くに決まってるわー。「おかあさん」ってそう言うことね。なるほどねー。物語がどうこうという以前に、もはや設定で泣ける。もちろん小説としても素晴らしいのだけど、なんか設定がずる過ぎて正当に評価できない(笑) …

『海王ダンテ』 皆川亮二

皆川さんの作品は好き嫌いがハッキリ分かれます。『スプリガン』と『ARMS』は大好きですが、『ADAMAS』と『PEACE MAKER』は好きじゃない。(『D-LIVE!!』は読んでないです)理由はまあ好みとしか言いようがないんですけどね。 僕は基本的に、「面白いマンガ…

『社会人大学人見知り学部 卒業見込』 若林正恭

実は以前から個人的に作者には好感を持ってまして。もちろんお笑い芸人としての作者しか知らないんですけど、好感を持つに至ったのはお笑いの部分ではなく。ほとんどの人が知らないと思うんですけど、ツチヤタカユキという人がいましてね。何をしてる人かと…

【感想】『烏に単は似合わない』 阿部智里

★★★★★ まいった。これはまいりました。すごい。正直、ナメてました。でも一応、ナメてかかったのには理由があるんですよ。 最近、年齢のせいかなかなかファンタジー系を純粋に面白いと感じられなくなって来ていまして。まあやっぱり年を取ると自由な空想の世…

『ザ・カルテル』 ドン・ウィンズロウ

まあ、買いますよね。前作『犬の力』が良かったから。と言うか、そもそもこちらが気になったがために、順番を守って前作を買ったわけで。つまらなかったら勿論買わないつもりでしたが、充分なクオリティだったので買わないわけにはいきません。 とは言え、内…

【感想】『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』 井上真偽

★★★☆☆ わはは(笑)これはもう期待通りと言うかなんと言うか、まあ面白がれる人にとっては面白いでしょう。でもまあやっぱりそもそもいろいろ無理のある設定なので、マンガ的なノリでそれも許容できないと楽しめないでしょうけどね。ただ、そういう風に楽し…

【感想】『スティグマータ』 近藤史恵

★★★☆☆ 結局読んだのはツール・ド・フランスが終わってからになってしまいましたが、まあ終わった直後だったので良しとします(笑) 今回はドーピング発覚で過去の勝利歴がすべて取消となった名選手の数年ぶりの復帰、という話題を中心に物語が展開されます。…

【感想】『娘の結婚』 小路幸也

★★★☆☆ 何と言うか、小路さんらしい作品。なんでもないシーンを、なんでもないのに素敵に描く。読んでいてじんわりし、読み終わってほっとする。寒い日に飲むホットティーのような感じの小説。 book-aok.hatenablog.com

『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』 井上真偽

はい、前にご紹介したなかなかトンデモなミステリの続編です。奇蹟があることを証明するために、すべてのトリックを否定すると言う無茶な設定のアレwぶっちゃけ。「すげえ面白かった!」とまでは言えなかったのですが、その突拍子もない設定と際立ったキャ…

『東京帝大叡古教授』 門井慶喜

正直に言うと、これを買う気はありませんでした。実際、過去に一度書店で見かけて、手には取ったものの見送っていまして。その時買わなかった理由は、明確には覚えていないけど、裏表紙のあらすじにさほど惹かれなかったことと、帯にあったドラマ化告知の藤…

『ジョニー&ルー 絶海のミッション』 ジャック・ソレン

先日感想を書いた通り、これはまあ前作が気に入ったからです。と言うか、前作を買った時点でもうこちらも刊行されており、並んで積まれていたので、まとめて買っちゃおうかとも思ったんですよね、実は。でもまあ初めて読む作家だし、印象だけでまとめ買いし…

【感想】『ジョニー&ルー 掟破りの男たち』 ジャック・ソレン

★★★☆☆ 案の定、なかなか面白かったです。 ただね、なんつーか、ルー強過ぎwなんでしょう、この人。ランボーかターミネーターかと言うぐらいトンデモww途中からもはや笑っちゃって、脳内でシュワちゃんにしか思えなくなっちゃって、「あー、まあシュワちゃ…