本を買った理由を書いて行くブログ

読書が好きだけど感想や書評を書くのはちょっとしんどいし続かない、と言うずぼらな性格の愛書家が、「なぜこの本を買いたくなったのか」という理由だけを淡々と綴るブログ。たまに雑記も。

『東京帝大叡古教授』 門井慶喜

正直に言うと、これを買う気はありませんでした
実際、過去に一度書店で見かけて、手には取ったものの見送っていまして。
その時買わなかった理由は、明確には覚えていないけど、裏表紙のあらすじにさほど惹かれなかったことと、帯にあったドラマ化告知の藤木直人の写真がなんかちょっとムカついた(笑)のとの二つかと。

で、それを何故あらためて買ったのかと言うと、実は仕事でちょっとした遠出をした際に、行きの電車で手持ちの本を読み切ってしまい、帰りの電車に揺られる1時間以上の間、ヒマになることが確実だったので、とりあえず近くの本屋に寄ったわけです。
まあ僕のことですから、本屋に行きさえすれば、だいたい買いたい本の一つや二つは嫌でも見つかるもので、むしろ買いたい本に出会わずに本屋を出られることの方がレアケース
だもんで、何かあるだろうと気軽に立ち寄ってみたら、こんなことがあるのかと言うぐらいピンと来ないw
新刊、ハードカバー、文庫、ライトノベル、海外、とすべての棚を2周してもまだ手ぶらという異常事態でして。
とは言え何か買わねば帰りの電車の時間がもったいないので、まあ一度は興味を持って手に取ったわけだし、これでいいか、というたいへんに失礼な理由で買ったのがこちらです。

ファンの方には本当に申し訳ない限り。でも正直に書かないとね…
ただ、フォローするわけではないのですが、著者の門井さんは先日読んだ『家康、江戸を建てる』がとても面白かったので、きっとこれも大丈夫だろうという安心感はありました。

でもこれも僕の変な偏見なんですが、ある特定のジャンルでとても面白かった作者の別のジャンルを読む時にはちょっと勇気がいるんですよね。
あのジャンルで面白くて好きなだけに、こっちのジャンルでつまらなくて嫌いになったらどうしよう…みたいな。
歴史物の『家康、江戸を建てる』が良かっただけに、それも買うのを控えてしまった理由のひとつかもしれません。

まあ、何はともあれ買ったのは買ったので、面白いといいな。

東京帝大叡古教授 (小学館文庫)

東京帝大叡古教授 (小学館文庫)