『リーチ先生』 原田マハ
原田さんの作品は正直に言うと合うものと合わないものがあります。
いや、正確に言うと、ものすごくハマるものと、それほどでもないもの、と言うべきか…
ようはだいたい素晴らしいんですよ。
ただ、中でもとんでもなく面白いものがあるがために、秀作が佳作になると言うか。
で、そのとんでもなく面白いのがいわゆる「アート物」です。
『楽園のカンバス』『暗幕のゲルニカ』などですね。
(そう言えば『ジヴェルニーの食卓』を買ってないことを思い出しました。買わなきゃ)
この『リーチ先生』は、バーナード・リーチと言う陶芸家を題材にしたもので、これまでのように画家を取り扱った作品ではないですが、まあ芸術家であることには違いなく、そして芸術家を描かせたら原田マハは安心です。
もしかしたらハズすこともあるのかもしれませんが今のところお目にかかっていませんし、PKの時の遠藤ぐらい安心です。
ただ、かなり分厚い本なので、読み始めるのに少し踏ん切りがいるかなあ、と(笑)。
でもなるべく早く読みたいですね。