『BILLY BAT 20巻』 浦澤直樹
これまた最終巻なので、もう潔く感想だけ書きますw
僕は浦澤直樹と言う漫画家は本当に天才だと思っていて、たぶん手塚治虫が生きていたら最も嫉妬したであろう作家なんじゃないかと思います。
それぐらいものすごい実力のある人だと思います。僕が言うまでもないでしょうが。
でも、これは正直よく分からなかった。
いや、面白いんですよ。とても面白かったんです。最終巻までは。
でもね、最後のまとめ方がまったく分からない。
これはきっと僕の記憶力が弱くなったせいで、途中の伏線とか展開を忘れているせいなんだと思って、1巻からすべて読み返してみたんですが、それでも分からない。
なぜこのラストであるべきなのか、なぜここに繋がるのか、ビリーバットとは、コウモリとは何だったのか、ぜーんぶ分からない。
こんなにモヤモヤが残る形で終わるとは思っていなかったので、「本当に最終巻なの?」と帯を見返したぐらいです。
でもまあ、単に僕の読解力がないだけという可能性もありますので、あくまでも個人的感想です。
出だしからものすごく魅力的な展開でここまで引っ張ってきただけに非常に残念ですが、僕個人としてはガッカリな最期でした。