そもそも時代物はミステリの次に好きで、時代を問わずかなり読むのだけど、これはテーマが面白そうだと思って。
だいたい時代物って、武将の英雄譚か国取りの争いの話か、もしくは江戸時代の人情ものとかその辺がオーソドックスな題材だけど、これはタイトル通りテーマが「食事」。
しかも「水戸光圀が日本で初めて▲▲を食べた」みたいなことでもなく、大仏を作るただの職人たちが食べるご飯の話らしい。
こんなの興味を惹かれるに決まってる。ずるい(笑)。
あとは装幀も素敵。特にヒロミチイトさんのイラストが素晴らしく雰囲気がある。
「書棚に並べたい!」とそう思える一冊。