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本を買った理由を書いて行くブログ

読書が好きだけど感想や書評を書くのはちょっとしんどいし続かない、と言うずぼらな性格の愛書家が、「なぜこの本を買いたくなったのか」という理由だけを淡々と綴るブログ。たまに雑記も。

『弁護側の証人』 小泉喜美子

買った 小説

1963年の初出ということなので、僕より10歳以上も年上の作品。
一応、それなりのミステリファンを公言しているのに、読んだことがなかったどころか存在を知らなかったのはお恥ずかしい限りです。

文庫で復刻と言うことで、近隣の書店に特設コーナーが設けられており、そこで「日本のミステリ史に残るどんでん返し」みたいな紹介をされていたので興味を惹かれまして。
ただ、まあとは言え古い作品ですし、正直そんなに期待できないだろうとは思ったのですよ。
この50年の間に、ミステリは著しく多様性を増し、様々なトリックやどんでん返しが披露されて来ており、その中には過去の名作秀作を下敷きにしているものもあるので、やはり古すぎるトリックは驚けないのですよね。
実際、それなりにミステリに嵌まってから『アクロイド殺し』を読んだ時は、「ああー、ホームズしか知らなかった頃に読みたかった」と思って残念な気持ちになりましたからね。

なので今回もそういう気分になるんじゃないかと思いつつも、それでも買ったのは率直に言えば「薄かったから」です。
ものすごく気軽に、おそらく数時間で読み終えられそうだな、と思ったので買いました。
ページ数が1.5倍あったら買ってなかったと思います。
まあ、このボリュームなら費やす時間が惜しいとも思いませんし、ガッカリしたとしても後悔もしないだろう、と。

なんか読む前からがっかりする前提で書くのも非常に失礼な話ではありますが、正直に買った理由を書くのがポリシーなので…
例えば今、30年ぐらい前の名作と言われるSF映画を初めて観たとしたら、「うーん…映画としては良いけどCGがあまりにも…」みたいな感想になると思うので、まあそれと同じかなあと思います。
あるいは今の子どもがドラクエをプレイしてみて、「面白い」とは思うかもしれないけれど、当時革新的だったクリア後のエンドロールには全然感動しないだろう、とか。

時を経ることによってどうしようもなくなることはあるものなので、それを踏まえた上での古典の名作として楽しめればと思います。

弁護側の証人 (集英社文庫)

弁護側の証人 (集英社文庫)