本を買った理由を書いて行くブログ

読書が好きだけど感想や書評を書くのはちょっとしんどいし続かない、と言うずぼらな性格の愛書家が、「なぜこの本を買いたくなったのか」という理由だけを淡々と綴るブログ。たまに雑記も。

小説

『人類最強の純愛』 西尾維新

これも作者買いだなあ。まあデビュー作以来ずっと嵌まっちゃってるので仕方ない。あ、でも、講談社ノベルスから出てる西尾維新の本は装丁もかなり好き。何て言うか、ビックリマン世代のおじさん的には、キラキラシールみたいで胸が躍るwまあ西尾維新に限ら…

『χの悲劇』 森博嗣

はい、これはもう作者買いです。シリーズ物だしね。なので特に理由はなし。ちなみにこれ、「エックス」かと思いきや、ギリシャ文字の「カイ」だそうで。まあ「エックス」だったらあの有名な古典の名作と同じタイトルになっちゃうもんね。なんだかんだで前作…

『緑衣のメトセラ』 福田和代

これも装丁買い。そんなに特徴のある装丁デザインではないのだけど、そもそもこれを書店で見つけた時は平積みになっていなくて。つまり背表紙だけで気になって手に取ったのです。こういうことは滅多にないのだけど、使われている緑色の美しさになんか惹かれ…

『赤ヘル1975』 重松清

もはや四十路のおっさんである僕は、世代的にもがっつり野球ファン。どこのチームのファンかと言うと阪神なのだけど、広島は非常に好きなチームで。まあ阪神ファンは広島方面には足を向けて寝られないと言うのもあるけど(笑)シーツ、金本、新井……(分かる…

『天鬼越: 蓮丈那智フィールドファイルV』 北森鴻・浅野里沙子

これはね、分かる人には分かるんだけど、ちょっとスゴイんですよ。この「蓮丈那智シリーズ」は、「冬狐堂シリーズ」「香菜里屋シリーズ」と並んで北森さんの代表作で、本当に素晴らしく魅力的なシリーズで。でも、北森さんは2010年に49歳という若さでおなく…

『美人薄命』 深水 黎一郎

これは帯の文句と裏表紙のあらすじに撃たれて買った。「真実を受けいれた時、世界は反転し、涙があふれだす。」まあ、最後の最後にこんな驚きが!と言うミステリだとよくある感じの煽りなのだけど、僕はこの手の煽りに非常に弱い(笑)しかし、残念なことに…

『本にだって雄と雌があります』 小田雅久仁

さすがに新しく買った本ばかりだと毎日更新するのもキツくなって来たので昔のも。これはもうズバリ、タイトルだけ(笑)だってさ、こんなおかしいタイトルの本、気になるに決まってるじゃん。そしてこんなおかしいタイトルの本がどれだけおかしい内容なのか…

『与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記』 澤田瞳子

そもそも時代物はミステリの次に好きで、時代を問わずかなり読むのだけど、これはテーマが面白そうだと思って。 だいたい時代物って、武将の英雄譚か国取りの争いの話か、もしくは江戸時代の人情ものとかその辺がオーソドックスな題材だけど、これはタイトル…

『図書館の魔女 烏の伝言』 高田大介

こりゃまたとんでもなく分厚い…(苦笑)まあ1巻なだけ良しとするかー。前回は同じぐらいの分厚さで2巻組みだったし^^; と言うことで、前作(デビュー作)が良かったので買いましたが、それを読んでなかったらさすがに躊躇しただろうと思う厚さと重さ。 そ…

『301号室の聖者』 織守きょうや

これは「良いタイトルだな」と思ったことと、帯に書かれていたあらすじを読んで興味を持ったので。元々、医療ものやリーガルものが好きなので、不自然な医療事故とかそれをめぐる裁判とか、題材はもうドンピシャ。逆に装丁とかで言うとそれほど好みではなく…

『大聖堂』 ケン・フォレット

これも『ウォッチ・メイカー』と同じで、どこかのサイトで「一気読み確実な本」みたいな紹介をされていたのが直接のきっかけだけど、それ以前から書店では何度も見かけていて、その度に買おうかどうか迷っていた。そもそも中世ヨーロッパが好きなので、表紙…

『スポットライト』 ボストングローブ紙<スポットライト>チーム

これはもう内容に興味を惹かれたからの一点。帯と裏表紙に書かれている概要を見て、「これは読むしかない」と思った。数十人もの神父による児童への性的虐待と、それをカトリック協会が組織ぐるみで隠蔽していたというとんでもないスキャンダルのルポルター…

『ヒクイドリ』 古野まほろ

古野まほろだったので作者買い。ただ、メフィスト賞のファンだった僕は当然のように『天帝』シリーズでまほろワールドにはまっており、それ以外の作品をあまり読んでいない。『セーラー服と黙示録』シリーズもまあ『天帝』の派生だし、別モノで読んでいるの…

『モリアーティ』 アンソニー・ホロヴィッツ

これは著者の前作「絹の家」が素晴らしかったから。タイトルで分かる人には分かる通り、これはシャーロック・ホームズシリーズの新作で、作者はコナン・ドイル財団から正式な続編の執筆者として唯一認められていると言う凄い人。世の中にはいろんなホームズ…

『バベル九朔』 万城目学

これはまあぶっちゃけ作者買いなので、特に理由はないのだけど、敢えて言うなら何となく万城目さんぽくない表紙だなー、ってところに逆に惹かれた気はする。タイトルからはどんな話だかまったく想像つかないけど、さてどうなのか楽しみ。 バベル九朔 作者: …

『ウォッチ・メイカー』 ジェフリー・ディーヴァー

前からリンカーン・ライムシリーズには興味がありつつも読んでいなかったのだけど、どこかのサイトで一気読み必至本として紹介されていたのを見たので、じゃあこの機会に、と思って購入。実際めちゃくちゃ面白くて、以降、リンカーンシリーズは一気にほとん…

『王とサーカス』 米澤穂信

米澤さんは好きだけど数冊しか持っていないので、作者買いではないはず。これはまあぶっちゃけ帯の「2年連続3冠達成!」に惹かれたんだろうと思う。確かあらすじとかも確認しなかった気がするし。適当ですな(笑)。 王とサーカス 作者: 米澤穂信 出版社/…

『涙香迷宮』 竹本健治

作者買いと言えばそうなんだけど、竹本さんの本を全部持ってるかと言うと別にそうではなく、「匣の中の失楽」と「ウロボロス」シリーズしか読んでない。なのに何故シリーズ外のこれを買ったかと言うと、たぶん勢い(笑)実際読み始めるまで別シリーズだと気…

『戦場のコックたち』 深緑野分

これはオビの推薦文を読んで。中でも「誤解を恐れずに言えば、本作はエピローグを読むためにある」と言う一文に惹かれた。 まあこういう「最後の最後に…」的なのが好きなのはミステリファンの悪い癖です(苦笑)。 あと、タイトルから何となく『南極料理人』…

『暗幕のゲルニカ』 原田マハ

作者買いでもあるけど、タイトルからして内容が絵画に関するものだったから。と言うのも、原田さんは最初に読んだのが『楽園のカンヴァス』という名作絵画モノで、これがもうとんでもなく好みで。 それ以降いくつか別ジャンルの作品を読んで、すべて上質では…