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本を買った理由を書いて行くブログ

読書が好きだけど感想や書評を書くのはちょっとしんどいし続かない、と言うずぼらな性格の愛書家が、「なぜこの本を買いたくなったのか」という理由だけを淡々と綴るブログ。たまに雑記も。

【感想】『ポーラー・スター』 海堂尊

★★☆☆☆ なるほど、こうなりましたか、と言う感じ。 決して悪くはないんですよ。掛け値なしに面白い!とまでは言えないけど、充分に楽しめる。でも、何か物足りない感じ。 何だろうな、と思って考えてみたのですが、たぶん、キャラの濃さなのかなあ、と思いま…

『烏は主を選ばない』 『黄金(きん)の烏』 阿部智里

まとめて紹介しちゃいますが、先日感想でも絶賛した『烏に単は似合わない』の続編です。『烏に単は~』を買った時の投稿に、「面白かったら新作まで大人買いします」と書きましたが、予想を遥かに超えて面白かったので買うしかないですよね。ただ、あと2冊出…

『天切り松 闇がたり5 ライムライト』 浅田次郎

これはもう問答無用の作者買いなのですが、それだけで終わらせるわけにはいきません。何せ浅田次郎作品の中でもとにかく大好きな『天切り松』シリーズの新作なんですよ。私的【他人に浅田次郎作品をオススメするとしたらランキング】で1位タイのシリーズ。ち…

『室町無頼』 垣根涼介

ある意味で作者買いです。別にこの作者の本をほとんど買っていると言うわけではなく、むしろ数冊しか持っていないのですが、この人の書いた歴史もの『光秀の定理』がとにかく面白かったので。もう3年ぐらい前の本になりますが、僕がこれまで読んだ明智光秀と…

『ミスター・メルセデス』 スティーヴン・キング

スティーヴン・キングは実は読んだことがなく、当然ながら初購入です。こんなメジャーな人なのに…という感じですが、僕、そもそもホラー苦手なんですよね(笑)。元々、無駄に妄想力が豊かなもので、映像のホラーよりも文章のホラーの方が苦手なのです。なの…

『危険なビーナス』 東野圭吾

ひがりんは、個人的に作者買いをしそうでしない微妙な作家です。なぜかと言うと、何の文句も付けられないぐらい抜群にハマる時と、「あれ?」ってなる時とに二分されるから。そしてそのどちらに行くかは、ほとんど最後の幕引きのしかたにかかることが多いで…

【感想】『アンマーとぼくら』 有川浩

★★★☆☆ 泣いた。こんなのずるいわー。泣くに決まってるわー。「おかあさん」ってそう言うことね。なるほどねー。物語がどうこうという以前に、もはや設定で泣ける。もちろん小説としても素晴らしいのだけど、なんか設定がずる過ぎて正当に評価できない(笑) …

【感想】『烏に単は似合わない』 阿部智里

★★★★★ まいった。これはまいりました。すごい。正直、ナメてました。でも一応、ナメてかかったのには理由があるんですよ。 最近、年齢のせいかなかなかファンタジー系を純粋に面白いと感じられなくなって来ていまして。まあやっぱり年を取ると自由な空想の世…

『ザ・カルテル』 ドン・ウィンズロウ

まあ、買いますよね。前作『犬の力』が良かったから。と言うか、そもそもこちらが気になったがために、順番を守って前作を買ったわけで。つまらなかったら勿論買わないつもりでしたが、充分なクオリティだったので買わないわけにはいきません。 とは言え、内…

【感想】『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』 井上真偽

★★★☆☆ わはは(笑)これはもう期待通りと言うかなんと言うか、まあ面白がれる人にとっては面白いでしょう。でもまあやっぱりそもそもいろいろ無理のある設定なので、マンガ的なノリでそれも許容できないと楽しめないでしょうけどね。ただ、そういう風に楽し…

【感想】『娘の結婚』 小路幸也

★★★☆☆ 何と言うか、小路さんらしい作品。なんでもないシーンを、なんでもないのに素敵に描く。読んでいてじんわりし、読み終わってほっとする。寒い日に飲むホットティーのような感じの小説。 book-aok.hatenablog.com

『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』 井上真偽

はい、前にご紹介したなかなかトンデモなミステリの続編です。奇蹟があることを証明するために、すべてのトリックを否定すると言う無茶な設定のアレwぶっちゃけ。「すげえ面白かった!」とまでは言えなかったのですが、その突拍子もない設定と際立ったキャ…

『東京帝大叡古教授』 門井慶喜

正直に言うと、これを買う気はありませんでした。実際、過去に一度書店で見かけて、手には取ったものの見送っていまして。その時買わなかった理由は、明確には覚えていないけど、裏表紙のあらすじにさほど惹かれなかったことと、帯にあったドラマ化告知の藤…

『ジョニー&ルー 絶海のミッション』 ジャック・ソレン

先日感想を書いた通り、これはまあ前作が気に入ったからです。と言うか、前作を買った時点でもうこちらも刊行されており、並んで積まれていたので、まとめて買っちゃおうかとも思ったんですよね、実は。でもまあ初めて読む作家だし、印象だけでまとめ買いし…

【感想】『ジョニー&ルー 掟破りの男たち』 ジャック・ソレン

★★★☆☆ 案の定、なかなか面白かったです。 ただね、なんつーか、ルー強過ぎwなんでしょう、この人。ランボーかターミネーターかと言うぐらいトンデモww途中からもはや笑っちゃって、脳内でシュワちゃんにしか思えなくなっちゃって、「あー、まあシュワちゃ…

『アンマーとぼくら』 有川浩

これはまあ有川さんだから、と言うのが手に取った理由ではあるのですが、買いたいと思ったのはあらすじを読んで。転載すると以下の通り。 休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、親孝行のため「おかあさん」と3日間島内を観光する。一人目の「お母さん」はリョウ…

【感想】『犬の力』 ドン・ウィンズロウ

いやー、時間かかったなー。まあ予想通りではありましたが、なかなか濃密でかつヘビーな内容で時間かかりました。とは言え、決して読みにくかったわけでも面白くなかったわけでもなく、むしろすごく面白かった。これはすごいわ。そりゃ続編出るわ。名作です…

『ジョニー&ルー 掟破りの男たち』 ジャック・ソレン

まず表紙が良いですよね。007を思い起こさせるような、ベタさとカッコよさを同居させた感じ。そしてあとは設定。元スパイと元特殊部隊の隊員がコンビを組んだ大泥棒って。もうこの設定だけで面白いに決まっているので、読むのがとても楽しみです。既に続刊も…

【感想】『屋上の道化たち』 島田荘司

★★☆☆☆ うーん…これはですね、ちょっと難しい。物語としてはさすがに島田御大だけあって面白いです。いつも通り、序盤に「なんじゃそれ」と思うような奇怪な現象が起きて、そんなことに説明がつくわけがないと思いきや、御手洗君が颯爽と謎を解いて行く、とい…

『残り火』 小杉健治

これはまあ僕の好物のひとつである「法廷モノ」だったことが一番かな。それ以外には実はそんなに買いたくなった理由が思いつかないのですが、購入衝動の強かった日に流れで買ってしまったのかもしれません(失礼)。実際、これ買った日は他にも5~6冊ほど一…

【感想】『嶽神伝 孤猿』 長谷川卓

★★★☆☆ 前作に続き、安定した面白さですが、ただもう本当になんつーか山の民強過ぎw忍者業界でも「最強」に近いと言われてるような化け物に結構あっさりと勝ってしまうところとか、「いやいやいや、それはさすがに」とか思わないでもないです。あと、そんな…

『犬の力』 ドン・ウィンズロウ

これはですね、正直に言うとこの作品を見つけて「欲しい」と思ったわけではなく、この続編でもある『ザ・カルテル』を書店でみかけてたいへん面白そうだと思ってしまって、でもそれを充分に楽しむならさすがに前作を飛ばすわけにもいかんと言うことで買いま…

【感想】『その可能性はすでに考えた』 井上真偽

★★★☆☆ 正直イロモノだと思っていたのですが、意外と楽しめました。「奇蹟」を証明するために、あらゆるトリックの可能性を否定すると言う、まあミステリとしてばトンデモな設定なので内容もそれなりに飛んでるわけですが、それでも読めたのはキャラが立って…

『スティグマータ』 近藤史恵

チャリンコの季節ですね!僕が「チャリンコ」と言う場合、それはサイクルロードレースを指しますのでそうご理解いただければと思います。と言うことで、つい一昨日からツール・ド・フランスが開幕したように、今はまさにチャリンコの季節なのです。 そしてお…

【感想】『オービタル・クラウド』 藤井太洋

★★★★★これは良かった!いやー、素晴らしかったなあ。こんなにすごいスケール感の宇宙小説を書ける人が日本にいるんですね。これはもうハリウッドが映画化権を買っても良いのではないかと思うぐらいのエンタメでした。そんな風に思えたのは『ジェノサイド』以…

【感想】『砕け散るところを見せてあげる』 竹宮ゆゆこ

★★★☆☆ なるほどなるほど。確かに、伊坂幸太郎さんが帯に書いていた通りの小説ですね。こういうのが苦手な人もいると思うし、僕自身、どちらかと言うと好きな方ではないかも。でも確かにこの構想自体はよく出来ているなあ、と。終盤、物語は急に展開が早くな…

『烏に単は似合わない』 阿部智里

これは、書店の平積みマジックにやられましたね。シリーズ物の一作目で、実はもう3作ぐらい出ているらしいのですが、これまではまったくノーマーク。たぶんその最新刊の発売と共にちょっとした特集コーナーみたいなのが設けられていて、ついつい…最近でこそ…

『嶽神伝 孤猿』 長谷川卓

これはですね、ちょっと恥ずかしい理由なんですが…先日、これのシリーズ前作である『嶽神伝 無坂』を買ったという記事を書きました。 book-aok.hatenablog.com ところが、帰宅してから見てみると、何故か買ってたのはこちらの『孤猿』の方だったんですよ。な…

『オービタル・クラウド』 藤井太洋

これは、あらすじを読んでとても惹かれたので買いました。あらすじの何に惹かれたのかと言われると説明が難しいのですが、不可解な事象が起こってそれの真相はこうだった、と言ういわゆるミステリ的な要素があったことと、あとはテロを防ぐために時間制限の…

『ポーラースター ゲバラ覚醒』 海堂尊

はい、これはまあ海堂さんと言うことで特に理由はなく買いは買いなんですけども。これまでのバチスタシリーズとは打って変わって、なんとチェ・ゲバラの物語。 書店で平積みされてるのを見て、「お。海堂さんの新作じゃん」と気付き、「今回はどこが舞台なの…

『砕け散るところを見せてあげる』 竹宮ゆゆこ

これはなかなかタイトルが魅力的ですよね。まず手に取った理由はほとんどそれです。で、決め手は帯の伊坂幸太郎の推薦文でしょうか。そんなにすごい大絶賛、という感じの推薦文ではないのですが、「野心的な構造に感心した」とありまして。小説の構造や内容…

【感想】『家康、江戸を建てる』 門井慶喜

★★★☆☆んー、正直に言うと、もう一つ星が多くても良いような気はします。それぐらい面白く読めたので。ただまあ何と言うか、これは単純に買う時に思ってたイメージとちょっと違ってた、というところがありまして。買った理由でも書いたように、これは「家康の…

【感想】『図書館の魔女 烏の伝言』 高田大介

★★★☆☆うん、面白かった。面白かったんですが、さすがに前作からの月日が経ちすぎていて、それを踏まえた設定部分はもう全然ちんぷんかんぷんwだからと言って前作は、「じゃあちょっと読み返すかなー」と気軽に思えるようなページ数ではなく(苦笑)と言うこ…

『小説王』 早見和真

これはねえ…なんかちょっとズルい(笑)まあ、買った理由を正直に書くなら、表紙や帯に書かれていた推奨文です。実は僕は個人的に、「書店員さんのオススメ」と言うのを信じないタイプでして。だって書店員だからって人より本を読んでるかどうかなんてわから…

『嶽神伝 無坂』 長谷川卓

これは前作の『嶽神』を読んでなかなか面白かったので。裏表紙のあらすじとかを読む限りでは、登場人物が共通している続編ではなさそうですが、まあそれはそれ。こういう「山の民」的な人たちの話はけっこう好物のひとつで、ついつい手が出ます。同じように…

『屋上の道化たち』 島田荘司

これはまあ作者買いなのですが、ゴールデンウィーク前には発売されていたのです。なのに以前の記事でも書いたように、何故かGWに入って以降本屋になかなか行けず、今まで買えていなかったので念願の購入。御手洗潔シリーズ最新作にしてシリーズ50作目という…

『家康、江戸を建てる』 門井慶喜

タイトルが全てを表しているような本ですが、もうこのタイトルだけで買いですね。こんなの面白そうに決まってるもの。だって、江戸という町がどうやって出来上がったのかという、それだけでも興味深い歴史題材を家康目線で描くってことは、これはもうリアル…

『光秀の定理』 垣根 涼介

これは2013年の本なのですが、確か僕の2013年のベスト3です。(1位が『風に立つライオン』、2位が『桜ほうさら』)僕の記憶が確かなら、ここまでに垣根さんの作品は一つか二つしか読んでいなかったのですが、そもそも時代物のイメージがなかったので興味を惹…

『オール・ユー・ニード・イズ・ラブ』 小路幸也

これはですね、作者買いリストにこそ入れなかったものの、まあシリーズ買いと言うか。この東京バンドワゴンシリーズは本当に素晴らしいので、新刊出たら絶対買います。毎年春に新作が出て、2年後に文庫化されるという流れなので、本作も単行本で出たのは2年…

『その可能性はすでに考えた』 井上真偽

「本格ミステリにまだこんなトリックがあったのか!?」と言う帯の煽りにやられて買いました。まあ、帯がなかったとしても、講談社ノベルスの新刊と言うことで、森博嗣・西尾維新と並びで陳列されていた時点で、流れで手に取った可能性は高いですが(笑)こ…

『人類最強の純愛』 西尾維新

これも作者買いだなあ。まあデビュー作以来ずっと嵌まっちゃってるので仕方ない。あ、でも、講談社ノベルスから出てる西尾維新の本は装丁もかなり好き。何て言うか、ビックリマン世代のおじさん的には、キラキラシールみたいで胸が躍るwまあ西尾維新に限ら…

『χの悲劇』 森博嗣

はい、これはもう作者買いです。シリーズ物だしね。なので特に理由はなし。ちなみにこれ、「エックス」かと思いきや、ギリシャ文字の「カイ」だそうで。まあ「エックス」だったらあの有名な古典の名作と同じタイトルになっちゃうもんね。なんだかんだで前作…

『緑衣のメトセラ』 福田和代

これも装丁買い。そんなに特徴のある装丁デザインではないのだけど、そもそもこれを書店で見つけた時は平積みになっていなくて。つまり背表紙だけで気になって手に取ったのです。こういうことは滅多にないのだけど、使われている緑色の美しさになんか惹かれ…

『赤ヘル1975』 重松清

もはや四十路のおっさんである僕は、世代的にもがっつり野球ファン。どこのチームのファンかと言うと阪神なのだけど、広島は非常に好きなチームで。まあ阪神ファンは広島方面には足を向けて寝られないと言うのもあるけど(笑)シーツ、金本、新井……(分かる…

『天鬼越: 蓮丈那智フィールドファイルV』 北森鴻・浅野里沙子

これはね、分かる人には分かるんだけど、ちょっとスゴイんですよ。この「蓮丈那智シリーズ」は、「冬狐堂シリーズ」「香菜里屋シリーズ」と並んで北森さんの代表作で、本当に素晴らしく魅力的なシリーズで。でも、北森さんは2010年に49歳という若さでおなく…

『美人薄命』 深水 黎一郎

これは帯の文句と裏表紙のあらすじに撃たれて買った。「真実を受けいれた時、世界は反転し、涙があふれだす。」まあ、最後の最後にこんな驚きが!と言うミステリだとよくある感じの煽りなのだけど、僕はこの手の煽りに非常に弱い(笑)しかし、残念なことに…

『本にだって雄と雌があります』 小田雅久仁

さすがに新しく買った本ばかりだと毎日更新するのもキツくなって来たので昔のも。これはもうズバリ、タイトルだけ(笑)だってさ、こんなおかしいタイトルの本、気になるに決まってるじゃん。そしてこんなおかしいタイトルの本がどれだけおかしい内容なのか…

『与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記』 澤田瞳子

そもそも時代物はミステリの次に好きで、時代を問わずかなり読むのだけど、これはテーマが面白そうだと思って。 だいたい時代物って、武将の英雄譚か国取りの争いの話か、もしくは江戸時代の人情ものとかその辺がオーソドックスな題材だけど、これはタイトル…

『図書館の魔女 烏の伝言』 高田大介

こりゃまたとんでもなく分厚い…(苦笑)まあ1巻なだけ良しとするかー。前回は同じぐらいの分厚さで2巻組みだったし^^; と言うことで、前作(デビュー作)が良かったので買いましたが、それを読んでなかったらさすがに躊躇しただろうと思う厚さと重さ。 そ…

『301号室の聖者』 織守きょうや

これは「良いタイトルだな」と思ったことと、帯に書かれていたあらすじを読んで興味を持ったので。元々、医療ものやリーガルものが好きなので、不自然な医療事故とかそれをめぐる裁判とか、題材はもうドンピシャ。逆に装丁とかで言うとそれほど好みではなく…